種下ろし
発芽した籾達を、苗床に下ろしていきます。
田んぼが、自宅から遠く毎日通うのは難しい為、今回は育苗箱を使い自宅で管理する事にしました。
まず、ホームセンターで「育苗箱」、「育苗箱底に引く用紙」、「稲作用の培養土」を購入。育苗箱は綺麗に洗い、雑菌を流します。綺麗になった育苗箱の底に用紙を敷き、培養土を擦り切れまで入れてから、たっぷりジョウロで水やりし土を濡らします。
育苗箱を洗い、用紙を敷きました。
水をかけると、土が少し沈みちょうど良い土の高さになりました。
籾をおろします。籾は蒔く前に少し乾かしておくと蒔きやすくなります。できるだけ重ならない様に、一つずつ間隔をとりながらまくらしいのですが、これが大変。たった2箱蒔くだけで、2時間かかりました。慎重にすれば何時間でもかかりそうな作業で、塩梅が分かりません。真面目な性格な為、必死にやりすぎました💦笑 後日苗の成長を見ていたら、そこまでこだわらなくても良かったような、、、でも、丁寧にしたお陰で、この後スクスクと成長してくれました。
1週間程、日に当てずに成苗させます。
1週間後の状態
納屋に入れて、1週間放置です。
ここにはネズミが居ないので、特になんの対策もせずに済みました。
ほぼ芽が出揃ったので、屋外に出し、寒冷紗をかけて緑化します。
しっかり成長し、葉は3枚になりました。毎朝水やりしますが、用事でできない時は、桶に水を張り、苗を付けておきました。
田んぼの整備
田植えに向けて、田んぼの整備をします。
自然農の本によると(「自然農栽培の手引き」著鏡山悦子)まず、田の周りにぐるり溝を掘るらしい
その役割は、草刈り時に田の水を抜くことになるのですが、水が一気に無くなると、水中で生息していた、生物達が死んでしまうために、彼らの避難場所として、水溜まりの役割を果たしてくれるらしい、、、ふむ、ふむ成程。という事で、張り切って溝を掘ります。
これがまた大変な作業でした。💧
慣れていないからですよねー?慣れればきっと来年も出来るはず。折れかけた心を慰めつつ、自分に言い聞かせ、作業終了。
後日、今回の田んぼには溝は必要無いとわかりました。その理由は、まず田んぼの土が、この地特有のシラス台地であり、水の保水力が無く常に下に染み込んでいきます。当然、水は入れ続けなければなくなりますので、常に田んぼに流れる様にするのですが、水を引き入れる水路の作りが悪く、直ぐに枯葉等で水が詰まったりしていた為、時には水が無くなり、乾燥し土にひび割れができた事もありました。それでも、稲は今の所、順調に成長しております。良かったです。
田植え
5月21日
葉は4枚になりました。葉っぱが少し黄色物が出たしたので、予定より早いですが、いよいよ田植えです。
小学生の息子にも手伝ってもらい、親子で田植え。親子で初体験。子供に色々指示は出しますが、こちらも初めてなので、本に書いてある様にしかできません💧合っているのか、間違っているのか分かりませんが、子供にはそんな事を感じさせない様に、何故か張り切る父。「頼らない父で済まない息子よ。」
実際田植えをしてみると、やはり本には書かれていない事で、色々悩みました。自作の作付け縄は、釣り糸を使った為、見えずらくてしかたありません。田んぼも、綺麗な長方形では無いので、あちらが出っ張ていたり、曲線になっていたりで、田植え機で植える様に、綺麗に植えれません。また、高低差もあり、こちらの苗は水に浸かっていないのに、あちらでは、水没してしまっている様な状態もあり。
やってみると色々簡単ではありません。
でも、なんとか2人で力を合わせ田植え終了
(息子は殆どサボっていた気がするが、、来てくれただけでも感謝です。)
今回の教訓は、田の整地は重要であるという事でした。不耕起栽培と言っても、初めての田んぼでは、土の高低差を無くすために耕して、土を均す作業は必要だと思いました。田を均す事で雑草が生えにくくなり、田植え後の草抜きも暫くしなくても大丈夫になります。後、苗は少し大きめに育ててから、苗付けした方が、雑草にも負けにくくなり、後々の管理が楽になる様です。
雑草は抜かずに、田植えしました!
田植え中に集まってくる、慣行農法の先輩方から、「心配、残念、理解不能、興味深々」等色々なご意見頂戴いたしました。
さて、今後の展開が楽しみです♪